話の肖像画

僕自身は「小売業の経営者」と呼ばれたい ファストリ・柳井正氏(12) (1/3ページ)

 僕は「小売業の経営者」

 〈転勤のない地域限定正社員制度と、週4日を「ノー残業デー」とする取り組みを平成19年に始めた。安倍政権の「働き方改革」をどう見るか〉

 制度をつくる前に、実態をみて、それをひとつずつ解決していって、それの集積が制度になるべきです。それが制度をつくって解決しようとするから、制度の矛盾が出て、その制度もダメになる。もっと深く考えないと。あんまり実態を知らない学者とか経営者が入っていって話をしてもダメでしょう。政府や国会議員が、もっと実態を理解して中身をどうするか。今起きている問題をひとつずつ解決していって、そこから制度ができあがる。それに関して議論すべきです。やり方が違うと思います。

 〈日本は「開国」すべきだと主張してきた。4月からは外国人労働者の受け入れ拡大を柱とした「改正出入国管理法」も施行された〉

 あのような制度は、最悪の結果を招きかねないと思います。欧州のどこかの国のような状況を招いてしまう。安価な労働力として移民に頼った結果、反移民を掲げる政党が躍進して社会が不安定になり、政治が混乱してしまうような結末です。

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