話の肖像画

ご縁とは本当に不思議 ファストリ・柳井正氏(17・終) (2/2ページ)

 〈大学4年生のとき、父から支援を受け、世界一周の旅をした。ハワイ経由の船旅で米サンフランシスコに入り、パリ、ロンドン、カイロ、ニューデリー、香港を経由し帰国。世界を認識する「原体験」だった〉

 その旅で家内とも出会いました。でもそれより、すごい手紙を今年6月に受け取りました。そのときの船で同じ部屋だった方からです。資料を整理して出てきたと、コピーを同封してくれました。私の早稲田大学時代の名刺、1969(昭和44)年8月3日に船上で出されたディナーのメニュー。平成21年10月6日掲載の前回この欄に登場したときの産経紙面も。同じページには経済学者の中谷巌氏が「正論」を執筆していますが、彼も同船者でした。この船を運航していたアメリカン・プレジデント・ラインは、客船からコンテナ船になって、シンガポール政府系ファンドが買収して、弊社の合弁相手のトップが会長になっていました。ご縁というのは、本当に不思議ですよね。(聞き手 吉村英輝)

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