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就職・転職先が悲惨だった…「求人詐欺」を見破る3つのポイント (2/3ページ)

常見陽平
常見陽平

 実は私も、エンタメ企業で採用担当をしていた頃は、いかに感動的な採用活動にするかにこだわっていた。エンタメ企業らしさを伝える意味でも、就活で日々、様々な喜怒哀楽を体験する学生を激励したいと思ったからだ。私がプロデュースした臭い感動ムービーは今もYouTubeにアップされている。ぜひ、ご覧頂きたい。⇒ ■バンダイ就活応援ムービー 『ボクの伝えたいこと』(https://youtu.be/c8oF9wW9CkQ)

 もっとも、この手の感動採用活動を行う企業の中には、企業の実態や仕事の中身を覆い隠すために、感動採用に走ったりもする。特に離職率の高い業界・企業などにも見られる。

 社長のカリスマ性をウリにする企業も注意が必要だ。いや、すぐれたリーダーがいることは良いことだし、ワンマン企業も必ずしも悪くはないのだが、社長だけでもっている企業とも言える。

 特に「夢」「感動」などをウリにする企業は要注意である。ふわふわした中身に踊らされてはいけないのである。

 2.新規事業に気をつけろ

ビジネスには常に危機感は必要である。破壊的なイノベーションにより自社のビジネスが明日にでも壊滅的なダメージを受ける可能性だってある。特にこの15年間でプラットフォーマーの存在感は増してきた。企業は日々、想像しないような競合の登場に怯えている。

未来を創るためには新規事業が必要だ。企業を支える新しい柱を創り続けなくてはならない。

 ただ、総論ではそうなのだが、自分が担当するとなると話は別である。新規事業は朝令暮改どころか朝令朝改も当たり前である。よく変化を求めてベンチャーや、大手企業の新規事業部門に飛び込む人がいるが、想像以上に変化が激しく今までとはまるで仕事の進め方が違うのだ。

 転職先として、新規事業を選んだ場合は、このようなそもそもの新規事業の性質を理解しておくべきである。いや、それだけでなく、新規事業そのものがなくなってしまうことや、方針が変更になることすらリスクとして想定しておくべきだろう。事業ごと売却ということすらありえるのである。

 新規事業に限らずM&Aの強化、海外ビジネスの強化など企業の大きな方針変更に合わせて人材が募集される際は注意が必要だ。その方針が見直された際に社内に居場所がなくなってしまうことだってある。

 このように、企業の新たな取り組みに合わせて飛び込む際はそのリスクを意識しておくべきだろう。新しい取り組みは常に変化に満ちているのだ。

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