まさにティファニーが1837年以来営々とそのティファニーブルーを使い続けてきたからこそ成立したラグジュアリーなブランディング手法でブランドの大きな資産を形成した稀有な成功事例と言えるかと思います。
豊潤なヘリテイジに再び集まる注目
そんな豊富なブランド資産をもつティファニーも、本家アメリカでは20代のモデルを起用したキャンペーンが不評で販売が伸びないなど、ブランドのリフレッシュに苦戦している様子もうかがえます。そんな高級ブランドの価値を刷新し最大化する手法に長けたLVMHが目をつけるのは当たり前のことなのかもしれません。彼らから見ればティファニーはまだまだ伸びるブランドだということに違いありません。
ともあれ。時代時代の経営や資本のダイナミズムはともかくとして、ティファニーブルーがそう簡単にすたれないだろうことだけは間違いないように思います。
【ブランドウォッチング】は秋月涼佑さんが話題の商品の市場背景や開発意図について専門家の視点で解説する連載コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら