働き方

ゴルフ練習場、理髪店、教習所「対応するしか」 都の休業要請案で (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大に備えて安倍晋三首相が7日行った緊急事態宣言を受けて、対象となる7都府県の幅広い業種で自粛・休業の要請がなされる見込みだ。東京都で調整中の対応案では、クラスター(感染者集団)が確認されたライブハウスやスポーツクラブなどにとどまらず、ゴルフ練習場などの遊戯施設や理容室、ホームセンターなどの業種の施設も対象に。関係者は「対応するしかない」としつつも、不安や戸惑いを隠せない。

 生活が心配

 「感染拡大の影響で、最近は来場者が減ってきていた。もし完全休業になれば従業員の生活に影響が出る」。都内最大級のゴルフ練習場「昭和の森ゴルフドライビングレンジ」(東京都昭島市)の担当者は、こう打ち明けた。

 アルコール消毒や店内除菌の徹底などの対策をとった上で通常営業してきたが、今後は利用者に打席数制限を設けての営業や、休業も視野に今後の対応を検討しているという。「常連の方からは『今後どうなるのか?』との声もある。とにかく、感染者を出さないようにしていくしかない」と話した。

 都が調整中の休業要請対象には、ゴルフ練習場のような運動・遊技施設のほかに漫画喫茶やインターネットカフェといった娯楽施設も含まれている。「まんが喫茶マンボー」を運営するマンボー(東京都)の担当者も「初めての事態。対応については検討中」と、戸惑いを隠せない様子だった。

 ほとんどは対象外

 都の案では、床面積100平方メートル以下の小規模店舗を除き、理髪店、質店、自動車教習所なども休業要請の対象とした。政府は理髪店を継続が求められる事業としており曲折も予想される。

 全国理容生活衛生同業組合連合会によると、組合加盟店の大多数が家族経営の小規模店で、ほとんどが休業要請の対象外になるとみられる。担当者は「業界としては協力していくが、最終的には店舗ごとの判断になる」とした上で、「(理容業界は)従業員のマスク着用や器具・手指の消毒などの衛生面は徹底されている」と力を込めた。

 質店「おたからや」を全国で550店舗以上展開する「いーふらん」(横浜市)は、感染予防対策をした上で通常通り店舗営業を続けている。広報担当者は「店舗での買い取りは減っているが、その分出張買い取りが増えており、売り上げに関してはさほど変わりはない。今後の対応は検討中」としている。

 一方、新小岩自動車学校(葛飾区)の担当者は「基本的には業界全体の動向に合わせて対応を決めるつもりだが、正直どうすればいいか…」と困惑気味。不安に思って講習をキャンセルする教習生もいるという。

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