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大副業時代でモデル活動が熱い注目を集めるワケ (1/2ページ)

吉田由紀子
吉田由紀子

 大副業時代と言われるいま、副業解禁はおろか、あえて推奨する企業も少なくない。新型コロナウイルスの影響で経済の先行きが見通せないこともあり、副業を始める人が増えている。

 そんな中、注目を集めている副業がある。それはモデル。

 モデルと言えば、容姿端麗で厳しいトレーニングを積まなければできない仕事。そう思われがちだが、いまや普通の人がモデルとして働ける時代になっている。

 看護師の大原茉莉奈さん(27)は、昨年から休日にモデルとして働いている。SNS広告に出演したり、MCを担当したりするなど多彩な活躍をしている。

 「小さい頃からモデルになりたいと思っていましたが、挑戦する機会がなかったのです。それが、あるサービスに出会い、副業としてモデル活動ができることを知りました。看護師の仕事はハードな側面がありますが、モデル業でストレスを発散できるので、本業もリフレッシュした気持ちで働くことができます」と話してくれた。

 OLの吉田早織さん(29)は、大手企業で企画職として働くキャリアウーマン。モデルの副業だけで年間100万円以上の副収入を得ているというから驚きだ。

 「学生時代に美容院のサロンモデルをやっていたのですが、入社したのが副業できない会社でしたので、やむなく休止していました。4年ほど前に副業が可能な会社に転職したのをきっかけに、活動を再開したところです。私は副業としてモデル活動をしているというより、将来、何らかの事業を始める場合を見据えて、自分を磨いて発信するためにモデル業を行っています」

 本業を持っている事でメリットも

 彼女たちが利用しているのが、「週末モデル」というマッチングアプリである。文字通り、本業を持ち、休日などの空いた時間にモデルとして働きたい人とクライアントを結ぶサービスである。現在約5000名のモデルが登録しており、多方面で活躍している(数字は9月1日現在)。

 なぜ、このサービスを始めたのか? 週末モデルを運営する株式会社モノクロム代表の筒井まことさんに聞いてみた。

 「企業の広告宣伝の手法が以前とは大きく違ってきたのが理由です。潤沢な費用をかけて人気タレントを起用するような従来型のCMだけでなく、WEBサイトやSNSなど、発信メディアが多様化、細分化されてきました。そのため、媒体に合ったモデルを起用したい、より親近感がある等身大のモデルを使いたいというニーズが高まっています。そのため、弊社への依頼が増えている状態です」(筒井さん、以下同)

 本業を持っているメリットもあるという。

 「例えば、看護師さんなど医療系に従事している人ですと、作業の手順をわかっているので、的確な撮影ができます。マタニティ服の宣伝でも、本物の妊婦さんを使う方が、ちょっとした仕草をリアルに表現できるのです。4000名を超すモデルが登録していますので、細かいニーズに応えられるのが週末モデルの強みだと考えています」

 副業といえば、目的は収入だと思われがちだが、実はそうではないとも。

 「お金のために働く方は意外と少ないですね。しっかりした目標を持って、そのために自分を磨きたい、キャリアアップをしたい。そんな方が多いです」

 週末モデルは、登録から報酬の支払いまでアプリで完結するのが特徴である。まず、アプリ上で仕事を検索して、興味ある案件があれば応募する。あらかじめ登録しておいたプロフィール、写真によって、クライアントは選考していく。仕事が確定した後は、クライアントとチャットでやり取りして準備を進め、撮影当日に臨む。こういった流れになっている。

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