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転職に成功するビジネスパーソンの特徴とは? コロナ禍で「会社への不安」増加

SankeiBiz編集部
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 ビジネスパーソンは転職意向が固まる前から中長期的に転職活動をする傾向にある-。コロナ禍の転職市場にこんな変化が生じていることが、転職サイトを運営する「ビズリーチ」(東京)がヘッドハンターを対象に実施した調査で明らかになった。求職者の相談内容で最も多かったのが「会社の将来への不安」。コロナ禍で先行き不透明な中、転職を成功させるにはどうすればよいのか。

 コロナ禍で「キャリア観」に変化

 ビズリーチのヘッドハンターを対象に、現在の求職者の傾向を1年前と比較したところ、「明確な転職意向が固まっていない段階での相談が増えた」(62.2%)との回答が最も多かった。求職者からの相談内容が最も増えたのは「会社の将来に不安がある」(73.3%)で、「業界自体の将来に不安がある」「より専門性の高い仕事がしたい」が続いた。

 勤務する企業や業界全体を見つめ直し、長い目で転職活動に取り組む人が増えている傾向がうかがえる。一方、向こう3カ月の企業の中途採用活動については、8割以上のヘッドハンターが「活性化する」と考えていることも判明した。

 ビズリーチの酒井哲也取締役副社長は「コロナ禍がビジネスパーソンのキャリア観を変化させ、自らキャリアを構築する意識が高まった結果、転職意向の有無に関わらずヘッドハンターに相談するビジネスパーソンが増えたのでは」と分析している。

 転職に成功する人はどんな人か

 厳しい環境で転職活動を成功させる人の特徴とは何なのか。同社のヘッドハンターの多くが、自分の強みや、やりたいことを言語化できる「自己理解」が重要と考えていることが分かった。自己理解のためには、自分の経験やスキルを振り返る「キャリアの棚卸し」が有効だという。

 目の前の仕事に追われながら、日々漠然とした不安を抱えている人は、まず自分が持っている経験やスキルを見つめ直す機会を設け、「なりたい自分」や、働き方を実践するまでの道のりを明確に思い描いてみることが大切のようだ。

 その他、自分の得意分野で「専門家になる」という明確な意識を持つことや、仕事内容だけでなく、企業文化や人間関係に適応する能力も求められている。専門性柔軟性も、転職活動の成功の可否を握る重要な要素といえそうだ。

 近年、働き方が大きく変化したことで、労働者も自由なキャリアプランを描きやすくなった。いかに自分の市場価値を知り、主体的にキャリア形成を図っていけるかが問われている。

SankeiBiz編集部
SankeiBiz編集部 SankeiBiz編集部員
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