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日本のビジネスは生産性が低い? 思い出すあのエピソード (1/3ページ)

安西洋之
安西洋之

 「結果はダメだったけど、頑張ったからいいよね」「アウトプットは二の次でいい、努力することが大切なのだから」というセリフは、自称プロフェッショナルの人たちから「甘い!」と評されるのが常だ。しかしながら、ここでいう「結果」「アウトプット」自体がえらく古い枠組みで考えていないか?という疑問がどうしても残る。

 手で触れるようなモノ、数値化された目標、これらがプロセスの終着点として可視化されている場合、前述のような結果重視のコメントになる。

 自動車のエクステリアデザインがあまりにダサく、機能的品質が問題だらけであれば、「一生懸命作ったのですが…」とのメーカーの話にまともに耳を傾ける人はいない。

 自分たちで設定した売り上げ目標に到達できなかったら、目標自体の設定に無理があることもあるが、販売のプロセスに改善すべき点があるのだろう。「でも、時間かけて名刺をたくさんもらってきたからエライよね」とはならない。

 しかしながら、こうしたはっきりとした「締め」がない活動が増えている。ある地域の人たちが気持ちよく生活できるかどうかをテーマとしたら、どこかの時点で「気持ち良いですか?」とのアンケートに「絶好調です」と回答した数週間後に、「もう、こんな土地離れたい!」と嘆きたい近隣トラブルがあるかもしれない。

 一つのことですべてが決定される環境にいるのではなく、あらゆる要素が複合的に絡み合ったなかで、どのようによりマシな動きを継続させるかが挑戦すべき点になる。

 仮に手で触れるようなモノであっても、かつてのようにモノ単独で評価されるのではなく、一連のサービスにおけるモノという位置づけになることが多いためオープンループをもとにした考え方が主流になるはずだ。

 さて、こういうプロセスの話で思い出すことがある。

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