社長を目指す方程式

敏腕上司は「4つのジンザイ」のタイプ別トリセツを使い分ける (1/3ページ)

井上和幸
井上和幸

《今回の社長を目指す法則・方程式:新将命さん他「4つのジンザイ」》

 上司が10人いれば、そのマネジメントスタイルも10通り。上司にも様々なタイプがあり、それぞれ指導やサポートのスタイルに違いがあります。それが上司の皆さんの個性とも言えますよね。「俺は、このスタイルで部下たちを育てる」「私は、このかたちで部下を成功させてあげたい」。皆さんの想い、ご自身の成功体験や反面教師となった人物、志向や好みなどから各々のスタイルができあがっています。

 しかし、そんな想いとは裏腹に、実はそれ以上に重要なことがあります。それは、上司のタイプではなく、部下のタイプ別で指導やサポートのスタイルを変えることです。

「4つのジンザイ」タイプを理解する

 「ジンザイには、人材、人在、人財、人罪がある」

 こんな言葉を、マネジメント関連のセミナーや書籍、ビジネス系のサイトなどでご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。これは、伝説の外資トップ・新将命さん(経営コンサルタント、『経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目』の著者)などがよく紹介されている「4つのジンザイ」タイプです。

 縦軸にスキルの「高」「低」を、横軸にモチベーションの「高」「低」を置き、四象限を作ります。その4つに、この4つのジンザイがプロットされます。

1)モチベーション・高×スキル・低=「人材」

 やる気は十分、しかしスキルはまだない、あるいは不足している。素材としてのジンザイを意味します。いわゆる「新人」ですね。

 新卒・第二新卒メンバー、あるいは中途でも未経験者を採用した場合。さらに社内での異動でも、ローテーション人事による職種転換で着任した人もここに当たるケースがあるでしょう。気持ち的にはとても良い、期待のメンバーですが、チーム運営上は手間のかかる存在ともいえます。マネジメントを間違えると、挫折してしまったりメンタルを崩したりしてしまうので、さまざまな角度からケアが必要です。

2)モチベーション・低×スキル・高=「人在」

 スキルはあるが、やる気には問題あり。あるいは「問題あり」とまではいかないまでも、積極的に仕事に取り組むとは言い難いメンバー。言われればやるが、言われないとやらない人を指します。皆さんのチームには、いらっしゃいますか?(いないと良いですが。)

 典型的な指示待ちタイプですね。これには、そもそもの本人の性格によるものの場合も多いですが、なんらかの組織内での関係性(上司と部下との人間関係、同僚との付き合いなど)が影響を及ぼしそのようになっているケースもあります。いずれにしても、あなたがチームの活力を上げようと思っているなら、少し注意する必要があるタイプです。

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