貸倉庫の新しいカタチ オンデマンドから貸し出しまで進化するサービス (1/3ページ)

 モノが増えすぎて収納場所がない、という悩みを持つ人は少なくない。しかし貸倉庫に預けるというのも、自分で運んだり、出したりする手間を考えると、気軽には利用しづらい。この面倒な出し入れ作業を誰かが代わってくれたら、という要望に応えて近年誕生、注目を集めているのが「オンデマンド・ストレージ」と呼ばれる新しい貸倉庫のスタイルだ。

▽出したいものを写真で選べる

 「メイクスペース(MakeSpace)」は、依頼すると自宅まで預けたい品物を引き取りに来る。そして預けた私物の写真を1点ずつ撮影、データベース化してアカウントで閲覧できるようにしてくれるので、現在何を預けているかがひと目でわかる。倉庫から出したいときはアプリから写真で選択すれば自宅まで届けてくれるため、直接倉庫に行く必要はない。

メイクスペースのアプリ

メイクスペースのアプリ

 2013年にニューヨークで創業して以来順調に事業を拡大し、現在はニューヨークだけでなく、シカゴ、ワシントンDC、ロサンゼルスでもサービスを展開しているほか、近くボストン、フィラデルフィア、サンフランシスコ、メリーランド、バージニア北部にも進出予定という。

 配車サービスとして今や世界中で展開中のウーバー(Uber)の元社員が立ち上げた「トローブ(Trove)」も、メイクスペースとよく似たオンデマンド・ストレージ・サービスを提供する企業だ。電話またはWebで依頼すると、自宅から倉庫まで品物を運び、写真を撮影、アプリから確認できるようにしてくれる。出したいものだけを写真で選び、自宅まで運んでもらうことが可能だ。現在サンフランシスコ周辺でのみ、サービスを提供している。

自分で直接引き取りに行けるサービス提供も