【書評】『ぼくら「昭和33年」生まれ』四家秀治・著


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 □『ぼくら「昭和33年」生まれ 「同級生」集合、みんなの自伝』

 ■著名人引き合いに歴史たどる

 巨人に長嶋選手が入団、東京タワー完成、一万円札発行、チキンラーメン発売…。これらの出来事があった昭和33年(度)生まれの著者が、「同級生」に当たる著名人たちの活躍を追いながら、現在までの歴史をたどる。

 平成30年度中に還暦を迎えた「同級生」には、森昌子、桜田淳子、山口百恵の「花の中3トリオ」や、巨人・原辰徳監督、ノーベル物理学賞の梶田隆章氏ら芸能、スポーツ、学芸ジャンルを中心にあの人この人の名前も…。

 紹介される往時の世相は前後の年代にも懐かしいはず。自分の「同級生」に思いをはせるのも楽しい。(言視舎、1600円+税)