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チケットの販売も好調 さあ、ラグビーワールドカップ開幕だ! (2/3ページ)

 インナー意識が強く、排他的な組織の改革、劣っていた情報発信力の強化は必須である。同時に将来を見据えて懸案のプロ化にも取り組まなければならない。野球、サッカー、バスケットボールに続くプロリーグの創設は、少子化時代のラグビー人気を左右することにもなろう。

 森会長は新体制発足に際し、早稲田大学、ヤマハ発動機の監督として手腕を振るった清宮克幸氏を副会長に据え、プロ化の担当とした。また、バスケットボールのBリーグ創設に深く関わった弁護士の境田正樹氏を新任理事に迎え、Bリーグのノウハウ吸収、活用を狙う。

 清宮副会長は就任直後、すぐ「プロ化」に言及している。

 現在あるトップリーグを発展的に解消し、21年秋にプロリーグ発足を目指す。ラグビーW杯の試合会場12都市を本拠地に12のクラブを創る。ラグビーW杯のチケット購入の際に収集した180万枚からのデータを活用、マーケティングに生かす。さらに企業頼りの発想から抜け出してクラブを法人化。専用スタジアムを増やし、地域密着、特に小中学生を対象とした普及に力を入れるといった内容だ。

 サッカーのJリーグ、あるいはBリーグに似た構想だが、プロ化への道は容易ではない。

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