愛知県小牧市の国道41号で10日午前に起きたトレーラーなど20台以上が絡む多重事故で、片側3車線の直線の真ん中の第2車線を走っていたトレーラーが前方の車両に追突し、弾みで多数の車が巻き込まれたとみられることが、愛知県警小牧署への取材で分かった。
消防によると、11人がけがをし、病院に搬送された。うち男性(54)が重傷だが、いずれも命に別条はないとしている。
巻き込まれたトラックの男性運転手(64)は「後方から『どーん』と大きな音がして、トレーラーが車の間をかき分けるように突っ込んできた。かなりスピードが出ていたのではないか。顔から血が出ている人もいた」と当時の様子を振り返った。消防によると、搬送者以外にも現場で痛みを訴えた人がいた。
同署はトレーラーの運転手に事情を聴くなどして、事故の経緯を調べる。