引っ越しシーズン…4割超の人が「風水・占い気にする」「同額なら縁起がいい日に」

新生活に備えた引っ越しシーズン。利便性や間取り、賃料など転居先の部屋選びで気になることは少なくないが、引っ越しをする際に風水や占いなどの運気の良し悪しを気にする人が4割超に上ることが10日、セルフ内見型賃貸サイト「OHEYAGO」（オヘヤゴー）を運営するイタンジ（東京）の調査で分かった。

同サイトのツイッター（Twitter）のフォロワー1558人を対象に、2月3日～17日に実施された調査によると、引っ越し先を選ぶ際に、風水・占いなど、運気の良し悪しを気にするかとの質問で最も多かったのが「やや気にする」（32.8%）。次いで「あまり気にしない」が29.1%、「気にしない」が27.2%、「気にする」が10.8%だった。回答者のうち4割超が何かしら気にしていることが分かった。

風水や占いなど運気の良し悪しで気にかけている住居の条件（複数回答）は 「日当たり」の62.5%が最も多く、「風通し」（40.5%）、「水回りの位置」（26.0%）、 「窓の方位」（23.7%）、「玄関の位置」（22.8%）が続いた。インテリア（同）では、「寝る方角」（35.1%）や「整理整頓」（30.3%）、「運気があると言われる色を取り入れる」（24.8%）、「お札やお守り、厄除けなどを飾る」（20.0%）などが挙がった。

引っ越しをする日の縁起も気になるところだが、「縁起を気にしない」人が54.4%と半数以上を占めた。一方、「大安など縁起が良いと思う日を選びたい」という人も29.0%、「仏滅、赤口など縁起が悪いと思う日を避けたい」という人は10.5%だった。

大安など縁起が良いとされる日で引っ越しの料金が異なる場合、「同額なら縁起が良いと思う日に引っ越しをしたい 」と回答した人は44.9%に。これに対し、「気にしない」という人は32.3%。「差額10％アップ以内なら縁起が良いと思う日に引っ越したい」は8.9%だった。差額が大きくなるほど割合は減少し、「差額30%アップでも縁起が良いと思う日に引っ越したい」と回答した人はわずか4%にとどまった。

引っ越し当日の縁起は確かに気になるものの、引っ越しにかかる料金ほど重要視されていない傾向がうかがえる。