キエフに35時間の外出禁止令 市長「困難で危険」

    ウクライナの首都キエフのクリチコ市長は15日、同日午後8時から35時間の外出禁止令を発令した。ロシア軍が近郊に迫るキエフでは15日、複数の集合住宅が砲撃され、少なくとも4人が死亡した。クリチコ氏は「困難で危険な瞬間」を迎えているとして、市民にシェルターに入る時以外の外出を控えるよう呼び掛けた。

    ロシア軍の攻撃を受けた集合住宅で救助活動する消防士=15日、ウクライナ首都キエフ(ゲッティ=共同)
    ロシア軍の攻撃を受けた集合住宅で救助活動する消防士=15日、ウクライナ首都キエフ(ゲッティ=共同)

    クリチコ氏は「キエフは今や、欧州の自由と安全の象徴であり前線基地だ。諦めることはしない。屈することはしない」と、首都を譲らない決意を改めて示し、市民に防衛への協力を訴えた。(共同)


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