日産初の「軽」自社生産へ 年10万台の生産規模

 

 日産自動車が軽自動車の生産に乗り出す。来年度にも福岡県の子会社工場で生産を始める。軽の生産は初めて。売れ行きが好調な軽の生産で、国内の雇用維持につなげる狙いがある。

 日産は2002年に軽の販売を開始。スズキから相手先ブランドによる生産(OEM)調達する形を取り、自社生産は手がけてこなかった。

 今年6月には、三菱自動車と共同開発した軽「DAYZ(デイズ)」を販売。来年にも第2弾を発売する予定だが、いずれも生産は三菱自が手がけている。

 新たに生産する軽は、三菱自と共同開発する第3弾で、福岡県苅田町にある「日産自動車九州」で生産を開始する。年10万台の生産規模となる見通し。

 国内専用規格の軽は、市場が国内にしかないため、国内生産に適した車種といわれる。日産は、雇用維持につながる有効な手段として軽の自社生産を決めたもようだ。また、需要増大が見込まれる新興国向け小型車の生産技術を蓄積する狙いもある。

 日産が軽自動車の生産を始めることで、規模確保に向けた連携の再編が進むことも予想される。