160キロで車両ふわり… リニア、時速500キロ超の世界を体験
2027年にリニア中央新幹線の開業を目指すJR東海は22日、山梨県の山梨リニア実験線(総延長42.8キロ)で報道陣向け試乗会を行った。最新車両の時速500キロでの走行の様子に加え、11~12月に行うリニアの一般向け体験乗車に向けて新設した発券機や改札機などの設備も公開した。
22日の試乗会で最新車両に乗車するまでの流れは、高速鉄道というよりも「旅客機に搭乗する」という印象だった。金属探知機のゲートをくぐって手荷物検査を受けた後、発券機を操作し、氏名が記載されたチケットを受け取る。チケットに印刷されたQRコードを改札機にかざすとチェックインが完了する。
ただ、遠藤泰和・山梨実験センター所長は「(11~12月に行う)実験線での体験乗車を意識したもので、営業運転での設備は今後検討する」と含みを持たせた。
報道陣が乗り込んだのは最新車両のL0(エルゼロ)系(7両編成)。まずはタイヤでの走行で動き出し、時速160キロ前後になったところで、車両がふわりと浮上。衝撃はほとんどなく、スムーズそのものだった。
時速300キロを過ぎたあたりからぐんぐん加速し、走り始めて3分ほどで車内のモニターが時速500キロを表示すると、報道陣がカメラのシャッターを切る音が一斉に響いた。
走行中、体に負担は感じなかったが、時速500キロでは「ゴーッ」と低く響く音や車内での揺れが、東海道新幹線に比べるとやや大きく感じた。体験乗車は約25分で終了した。
遠藤所長は「東海道新幹線も(開業から)50年かけてここまで進歩してきた。技術に磨きをかけ、乗り心地を向上させ、コストを低減させていく」と語った。
一般向け体験乗車は、9月30日まで同社のホームページなどで申し込みを受け付けている。有料で、抽選の当選者が参加できる。
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