営業益22%減 NEC下方修正 16年3月期予想

 

 NECは29日、2016年3月期の通期連結業績予想を下方修正した。官公庁や通信事業者向けシステムの売り上げが減少したほか、不採算案件も発生したため、売上高は従来予想と比べ2000億円減の2兆9000億円(前期比1.3%減)、本業のもうけを示す営業利益は350億円減の1000億円(同22.0%減)に引き下げた。

 その一方で、清算予定の携帯電話端末事業子会社のNECモバイルコミュニケーションズへの債権約1012億円を放棄することに伴い、税費用が約240億円減少。最終利益は前期比13.4%増の650億円とする従来予想を据え置いた。

 NECは、携帯端末事業を1日付で本体に統合。NECモバイルは24日付で解散する。

 携帯端末事業は13年7月から縮小させてきたが、独立会社としてメンテナンス業務などを行うのに非効率な事業規模となったことを踏まえ、本体に戻すことを決めていた。