光サービス純増数、16年度60万件計画 NTT東西

 

 NTT東西地域会社が1日発表した2016年度の光サービスの純増数(新規契約から解約数を引いた数字)は15年度の期初計画と同じ60万件に設定した。企業向け光サービス卸事業「光コラボレーション」の普及が当初見通しほど進まず、慎重な計画を策定した。

 16年度計画は東西合計の光コラボ純増数を105万件としたが、東西の独自ブランド「フレッツ光」は45万件の純減を見込む。フレッツ光から光コラボへの契約変更(転用)は今年度の350万件から250万件に減少するが、光コラボの契約総数は、79%増の807万件と79%増加する。

 東日本は光コラボ契約数が16年度に499万件で、フレッツ光の596万件に迫る。「17年度には逆転しそう」(矢野信二取締役)と光コラボへの転換が加速するとみている。