ドコモ、3.5ギガヘルツ帯で6月から高速通信サービス
NTTドコモは2日、新たに3・5ギガ(ギガは10億)ヘルツ周波数帯を利用して受信時で最大毎秒370メガビットの高速データ通信サービスを提供すると発表した。全国主要都市のターミナル駅周辺から順次サービスエリアを拡大する。2017年春には複数周波数を束ねたりアンテナ技術の高度化などで500メガビット超に引き上げる計画だ。総務省は第4世代(4G)携帯電話向けに3・5ギガヘルツ周波数帯をKDDIとソフトバンクにも割り当てており、スマートフォンの通信速度は今後、500メガビットを目指す競争に入ることになる。
ドコモは3・5ギガヘルツ周波数帯の導入によって余裕ができた既存の周波数を束ねることで、これまで300メガビットだった最大通信速度を国内最速の375メガビットに向上させる。6月から主要都市の基地局50カ所で提供する。
一方、第3世代(3G)携帯電話用に使われていた800メガヘルツ周波数帯もスマホ用に転用されるため、従来型携帯電話端末の周波数は狭くなりそうだ。
ドコモはまた、4日から携帯電話用基地局を活用した災害対策に乗り出す。地震科学探査機構(JESEA)と協力し、来年度中に全国16カ所の基地局に地殻変化の計測装置を設置、JESEAが推進する「地震予測システム」の実証実験に参加する。
また、海辺に近い基地局16カ所にカメラ映像による津波監視システムを設置し、津波発生時のネットワーク復旧作業の迅速化に役立てる方針だ。
さらに、周辺基地局が停止した場合に稼働させる大ゾーン基地局106カ所を、来年度末までに高速データ通信サービス「LTE」に対応させて通信容量を3倍に引き上げる。
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