東芝・室町社長退任へ 後任は成毛氏ら3副社長から 指名委、20日に議論
東芝の指名委員会が、室町正志社長(66)の後任選びに着手したことが19日、わかった。20日に会合を開いて議論する。室町氏は6月にも退任したい意向を示している。次期社長は3副社長から選ばれる見通しで、主力の半導体事業を担当する成毛康雄副社長(61)が有力だ。白物家電事業の売却や1万4450人の大規模な人員削減で体質の改善に道筋がついたとして、経営体制を刷新する方向で検討する。
室町社長は就任後、白物家電事業の中国・美的集団への売却交渉をまとめたほか、医療機器子会社の売却で財務体質の改善にもめどをつけた。懸案だった米原子力子会社、ウェスチングハウスの減損処理も平成28年3月期で実施する方向となり、東芝の「負の遺産」の整理が一段落する。
後任には成毛氏のほか、志賀重範(62)、綱川智(60)の両副社長も候補に挙がっている。
室町社長は、不正会計問題が発覚したとき、会長を務めていた。当時の田中久雄社長の辞任を受けて社長を兼務し、昨年9月末から社長に専念していた。
当時は、自らも問題の責任の一端があるとして辞意を示していた。しかし、西室泰三相談役(当時)に慰留され、東芝の再建を引き受けた経緯がある。
東芝は、指名委の主導で新社長を選び、正常化を印象づけたい考えだ。
▽東芝“負の遺産”解消優先 WH減損処理、2000億円規模計上も
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