「処罰の判断つかない。国交省に従う」
三菱自不正・会見詳報(5完)--性能実験部は、実験結果のみを開発陣に公表する部署ではないのか。なぜ性能実験部が不正をやる必要がどこにある
横幕開発本部長「性能実験部は開発本部の中でも開発目標に対して、いわゆるキャリブレーション(測定)を行う部であります。ただ、車両ですとか他の要素もありますが、最終的な燃費排ガスを管理している部署ですので、キャリブレーションという形で目標にどのようにチューニングして出していくのかという部署でもあります。キャリブレーションするにあたっては、いろんなエンジンとかの技術要素は設計から改善案とか提供されて、試験の中でキャリブレーションをするという流れです」
--部長の不正については、どこでいつ何回確認されているのか
横幕開発本部長「部長が行った不正という簡単な整理ではなく、徹底的な調査をしていきたい。どこで行われたかは、開発の後期においてキャリブレーション(測定)の中で最終的な排ガス測定、岡崎の開発本部でいつかは分からない。各車種において排ガス燃費データを出す。今回排ガスと燃費の平均値で出すが、今回でていない。年式と車種というかけ算の件数が試験結果がある。少なくとも4回以上は操作があるはず。車種類別がややこしいが、5車種で年式も入れて、走行抵抗を出すタイミングは5回あったはず」
--実験部長の年齢、性別は
横幕開発本部長「男性部長は現在年齢のデータは60代。男性です」
--性能実験部からもっと燃費のいいものを作り直せと指示はできなかったのか。技術の三菱自動車ではなかったのか
中尾副社長「おっしゃる通り。それは設計にもう少しこういったものを作れと言う指示はできるはずなんです。そうすべきだったと思っている。今そういう風な事態を招いているので、当社に技術力があるとかはいえない」
--当該社員は実験部長のあとのポストは
横幕開発本部長「第一性能実験部長の後はシニア社員ということで、技術指導をする立場の社員にありました。設計マスターと呼んでいた、社内の呼称ですが」
--燃費ということを開発目標として強く意識していたということか。もう後戻りできないまでに追い込まれた
横幕開発本部長「性能実験部が(新車開発に)携わるのは、開発の後期でございます。後戻りできないと言うことはなく、販売日程から開発日程を戻す形になるので、もう戻れないとかではない」
--改ざんデータを信じて購入したユーザーは多い。今後、どんな処罰が下るか
相川社長「誤った方法で販売されていることについては、早急にデータをとって相談したい。販売停止であるか、あるいは他の処罰であるか、我々は判断つきません。国交省の指示に従います」
《会見開始から約2時間が経過。質問が出尽くしたと判断した国土交通省の担当者が会見終了をうながす。社長、副社長、開発本部長の3人は堅い表情を崩さずに会見場を後にした》(完)
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