タカタ、130億円の黒字転換 リコール費の大半は計上先送り

 
決算会見で頭を下げるタカタの野村洋一郎取締役=11日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所

 タカタが11日発表した平成29年3月期連結業績予想は、最終損益が130億円の黒字(前期は130億円の赤字)に転換するとした。欠陥エアバッグのリコール(回収・無償修理)関連費用は140億円を計上するが、対象は950万個のみとした。全世界で1億個に上るとみられるリコール費用の大半は計上を先送りしており、業績の下方修正を迫られる恐れがある。

 野村洋一郎取締役は同日の決算会見で、「リコールに関してご迷惑とご心配をおかけし申し訳ありません」と陳謝。リコール費用については、「まずは(欠陥の)原因究明し、メーカーと(負担を)話し合う」と述べた。

 売上高が前期比6・7%減の6700億円、営業利益は21・7%減の330億円と予想する。28年3月期連結決算は売上高が11・7%増の7180億円、営業利益が27・8%増の421億円だった。