ノルウェー基金もVW提訴 排ガス規制逃れで賠償請求

 

 ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れ問題で、英紙フィナンシャル・タイムズは15日、世界最大級の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金が、VWに損害賠償を求める訴訟を数週間以内にドイツの裁判所に起こすと報じた。

 VWは2015年12月期決算で、排ガス不正の対策費として162億ユーロ(約2兆円)を計上し、過去最大の15億8200万ユーロの赤字に陥った。同様の訴訟が相次ぎ、損失が一段と膨らむ可能性がある。

 年金基金はVWの普通議決権で1・64%の株式を保有する第4位の大株主。問題発覚で株価が暴落し、損失を被ったとしている。

 VWに対しては、米国のカリフォルニア州公務員退職年金基金やドイツ損害保険大手アリアンツの資産運用会社などがドイツで集団訴訟を起こした。(共同)