セブン&アイHD 井阪社長「自由闊達で風通しのいい会社に」

 
新体制発足記者会見で握手する、左からセブン&アイ・ホールディングスの後藤克弘副社長、井阪隆一社長、古屋一樹セブン-イレブン・ジャパン社長=26日、東京都千代田区

 セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長と後藤克弘副社長、セブン-イレブン・ジャパンの古屋一樹社長が26日、都内で就任会見を開いた。一問一答は次の通り。

 --どんな会社にしたいか

 井阪氏「すべてのステークホルダー(利害関係者)に誠実な企業でありたい。その理念を原点から学び直し、自由闊達(かったつ)で風通しのいい会社にする」

 --今回の人事で創業家の影響は

 井阪氏「人事について、積極的に創業家が関わったという認識はない」

 --社外取締役の役割は

 井阪氏「透明性、わかりやすさという点で、社外取締役が入って指名報酬委員会ができたことは大きい。いろいろな意思決定の場面でも、社外の意見を取り入れて経営判断する」

 --後継者の育成が課題だ

 後藤氏「今回、新体制が発足して最初に話をしたのが後継者の育成計画だ。透明性を持った仕組みを作りたい」

 --鈴木敏文氏の会長退任をコンビニ加盟店は不安に思っていないか

 古屋氏「加盟店にとって鈴木氏の退任は残念だと思うが、新体制への期待も大きいと感じている」