「軽発売時の責任者。なぜ潔く切腹しないのか」と益子会長に批判集中
株主総会詳報・三菱自(3)完続く男性株主が“あの人”を引き合いに出し、経営責任に言及する
株主 「益子修会長に申し上げたいことがある。会長の対応に問題があると思う。燃費不正のあった軽自動車の発表時の社長は益子さんですね。なぜ辞任しないのか。開発本部に責任をとらせるのではなくて自ら責任を取るべきではないか」
「そうだ!」のやじと拍手が飛ぶ。
株主 「最高経営責任者がなぜ潔く切腹しないのかわかりません。あのせこい舛添(要一・前)都知事も不適切ということで辞任した。今回の問題は不適切ではなくて不正なのに辞めないのはなぜか。それから日産自動車と提携合意の会見で笑顔だったのは納得できない。会社がピンチに陥り存続の問題に関わらず笑顔が出るのか」
益子会長 「責任の取り方はいろいろあるが、わたしとしては外部調査委員会の調査が終わっていない、これを踏まえて再発防止策をつくらなければいけない。また日産の出資実現に向けてデューデリジェンス(資産査定)、各国の独禁法の審査をしたうえで、新しい体制に引き継ぐことが私の役割だと思うのでご理解いただきたい。日産との会見の笑顔は、非常な窮地から提携で光が見えてきたという気持ちがあったからだと思う。日産以外のわれわれがあまり好まない相手が提携先として突然浮上するリスクもあったので、長年付き合いのある日産と再生をスタートさせたいという思いがあった。不謹慎だということもあるので、今後は気をつけたい」
株主 「取締役10人の一括承認はありえない。益子さんだけ外してほしい」
益子会長 「わたしどもとしては一括承認ということでお願いしたい。燃費不正を起こしたことは真摯に受け止め、新たな道筋を付けたいと思うのでご理解を頂きたい」
社内体制や開発についての質問が続く中、三菱グループにも質問が及んだ。
株主 「三菱重工業の昨日の株主総会に参加したが、社長も心配していた。株主からは日産のゴーン社長とは手をつなぐなという意見が出ていたので考えてほしい」
益子会長 「三菱重工は、日産の出資を受けても三菱商事、三菱東京UFJ銀行の3社は株を持ってもらう。出資比率は下がるが支えてくれている三菱グループ3社は株を手放すのではなくて、バックアップしてくださるということは確認が取れている。日産と3社が後ろ盾になってもらい、信頼回復につなげていくことなのでご理解頂きたい」
その後も質問が続くが、10人が発言して2時間33分に及ぶ株主総会は終了。出席株主数は昨年の2384人を大きく下回る550人だった。会場が千葉市美浜区の幕張メッセだったことが影響したとみられる。
(終り)
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