任天堂株主総会、君島社長がスマホ誘導戦略を説明
任天堂の君島達己社長=4月27日、大阪市中央区の大阪取引所(彦野公太朗撮影)
任天堂は29日、京都市の本社で株主総会を開いた。君島達己社長は、ゲーム機の販売が低迷する中で、開発を進めるスマートフォン向けアプリの利用者をゲーム機に誘導するといった経営戦略を説明し、株主の理解を求めた。
質疑応答では、今秋に発売を予定するスマホ向けゲームに関する質問のほか、取締役への女性登用を求める意見などが出た。君島社長は「今後会社を引っぱる女性社員が育つよう努力したい」と回答したという。
会場には567人の株主が出席。君島社長ら取締役の選任など全議案を可決し、2時間余りで終了した。
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