UV対策、子供向け商品増加 サングラスや日焼け止め、自動車用ガラスも

 

 日差しが一段ときつくなっていく中、紫外線(UV)対策をうたった商品の投入が目立つ。UV対策商品は、日焼け止めなどの女性向けでは一般的だが、最近は子供を意識した商品が増加。商品分野も自動車用ガラスなどに広がっている。目や肌への悪影響を問題視する消費者が増えていることから、商品充実を後押ししている。

 自動車用ガラスにも

 6月にマイナーチェンジしたトヨタ自動車のミニバン「エスティマ」。その売りの一つに、「全周UVカットガラス」がある。従来の自動車用ガラスは、フロント用や運転席・助手席用の対策に重点が置かれ、後部座席用のUVカット率は最高で95%にとどまっていたが、全て99%まで高めた。

 この後部座席用を「UVベール・プレミアム・プライバシールド」の名で販売するのが旭硝子だ。UVカット機能を持つ膜を2枚のガラスで挟んだフロント用と異なり、酸化チタンや酸化鉄を混ぜることで99%のカット率を実現。透明度が落ちないよう、成分も工夫した。昨年11月にホンダの軽自動車「N-BOX」で初採用され、今回で7車種まで増えた。

 全周UVガラスの採用は、価格の高い高級車ではなく、ファミリー向けの軽自動車やミニバンに多い。こうした車は女性が「購入決定権」を握っているためで、同社では「(女性は)自分だけでなく、(後部座席に座らせる)子供のことも気にかけている」と説明する。

 デザイン性も追求

 子供向けのUV対策商品は、めがね販売チェーン運営のビジョンメガネ(大阪府守口市)も22日にサングラス「ojo(オッホ)」2タイプ(8950円、5980円)を発売。UVを99.9%カットするレンズを採用し、「目を保護して白内障などのリスクを減らす」という。

 一方で、「子供のおしゃれにこだわる親が多い」とデザイン性も追求。子供が外したがらないよう、かけ心地にも気を配った。

 一方、日焼け止めでも子供を意識した商品が登場している。資生堂が、88カ国・地域で展開するブランド「SHISEIDO」で、3月1日に発売した日焼け止め乳液「パーフェクトUVプロテクションS低刺激タイプ」(4860円)は、日焼け止めで最も高い防御機能を備えながら、肌への刺激が少ない成分のみを使用。「敏感肌の人や乳幼児による使用テストも行っており、家族全員で使える」とアピールする。