アステラス製薬が米製造子会社売却
アステラス製薬は4日、主に泌尿器科領域の医薬品を製造する米国子会社を同日付で売却したと発表した。米オクラホマ州の製造子会社、アステラス・ファーマ・テクノロジーズの全株を、医薬品の受託製造を行う米アバラ・ノーマン・ファーマシューティカル・サービシーズに譲渡した。売却額は明らかにしていない。バイオ医薬品などの新薬開発に経営資源を振り向けるのが目的。工場で働く約200人の従業員はアバラ社に移籍し、引き続き雇用される。また、アステラスはアバラに医薬品製造を委託する。売却に伴い、2016年7~9月期に約90億円の一時費用発生を見込むが、通期業績の変更は行わない。
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