自動車総連会長、来年の春闘は「底上げと格差是正の流れを」 4年連続のベア要求へ
記者会見する自動車総連の相原康伸会長=8日、東京都港区芝公園のメルパルク東京(会田聡撮影)
自動車各社の労働組合が参加する自動車総連の相原康伸会長は、8日の会見で、平成29年春闘について、「今年の春闘で成果をあげた底上げと格差是正の流れを大事にしたい」と語り、従業員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)を4年連続で求めていくことで検討する考えを示した。
相原氏は、賃上げ幅などの「要求基準をどう表現するかはまだまだ議論が必要」とし、言及は避けた。だが、昨年に比べ、為替市場で円高が進行し、その変動幅が激しいこと、英国の欧州連合(EU)離脱など、国際情勢が大きく動いていることから、「不確実性の高まりについても検討する必要がある」との認識を示し、28年春闘で掲げた「ベア月額3千円以上」の統一要求の水準を上回る要求は難しいとの見方を示した。
自動車総連は8日から、東京都内で定期大会を開き、9日まで、今後の活動方針などを議論する。
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