シーテック開幕 従来路線脱却、異業種も多数参加 15万人動員目指す
シャープのホームアシスタント。エアコンなどをつけてくれるという=千葉・幕張メッセ(伴龍二撮影)
アジア最大級のIT展示会「CEATEC JAPAN(シーテック・ジャパン)」が4日、千葉市の幕張メッセで開幕する。17回目となる今年は、異業種から三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)やタカラトミー、セコムなどが初出展、日立製作所が4年ぶりに復帰する。来場者数は、史上最低となった昨年から12%増の15万人を目指す。
デジタル家電の「見本市」の性格が強かった従来路線からの脱却をアピール。仮想空間と現実世界を結ぶ「サイバー・フィジカル・システム(CPS)」と、あらゆる機器をインターネットでつなぐ「IoT」の「総合展」に大きくかじを切り、刷新を図る。
3日発表された出展企業・団体数は史上最低だった前年から22%増の648。600を超えるのは2012年以来4年ぶり。新規出展は253。海外勢は29%増の195、ベンチャー企業や大学研究機関は2.5倍の139に増えた。
MUFGは、印鑑がなくても運転免許証かマイナンバーカードで銀行口座を開設できるスマートフォンアプリ「スマート口座開設」などを紹介。タカラトミーはスマホをセットしたゴーグル型端末を装着し、宇宙旅行を疑似体験できる仮想現実ゲーム「JOY(ジョイ)! VR 宇宙の旅人」などを出展する。
主催団体の電子情報技術産業協会(JEITA)の長尾尚人代表理事は、展示内容について「インターネットにつながった多様なサービスを求める社会のニーズと、製品とサービスの一体化で収益向上を図る企業の双方に合っている」と説明した。開催は7日まで。
関連記事