日立アプライアンス、ロボット掃除機参入 小型化でシェア10%狙う

 
日立アプライアンスの家庭用ロボット掃除機「ミニマル」=17日、東京都千代田区

 日立アプライアンスは17日、家庭用ロボット掃除機市場に参入すると発表した。第1弾として、コンパクトなボディーで狭いところでも掃除ができる製品「ミニマル」(想定価格、10万円前後)を11月19日に発売。成長が見込め、国内外のメーカーの競争が激化する国内市場で10%程度のシェア獲得を狙う。

 ミニマルは幅25センチ、高さ9.2センチのコンパクト化を実現。複数センサーで周囲の状況を素早く判断し、イスの脚など障害物をよけたり、家具の隙間に入ったりするなど100以上の行動パターンを自動的に選択する。

 小型で高効率のファンモーターを搭載し、「回転ブラシ」や「かきとりブラシ」を組み合わせ、床面をまんべんなく掃除できる。

 また、自動で充電台に戻るたびに強い気流でダストケース内のごみを圧縮。簡単に手入れができるようにした。

 日立によると、2015年度の国内家庭用ロボット掃除機の需要は10年度比2.3倍に拡大。16年度は前年度比7%増の21万8000台に達する見通しだ。世界最大手の米アイロボットや英ダイソン、パナソニック、シャープといった国内外のメーカーがしのぎを削っている。

 日立は03年にロボット掃除機の技術を発表。10年以上かけて技術開発やコストダウンなどを進め、製品化にこぎ着けた。