富士通、レノボとのパソコン事業統合決まらず 中間決算は最終黒字に転換

 

 富士通は27日、中国の聯想(レノボ)グループと戦略的な提携に向け検討を進めていると発表した。パソコン事業の統合へ協議を続けたが、詰めるべき課題が残されているため最終決着に至らなかったとみられる。交渉には、さらに時間を要する可能性がある。

 東京都内の本社で今後の経営方針について記者会見した田中達也社長は、レノボとの提携について「ブランドを維持して、事業を強くするという観点で取り組みたい」と述べた。福島県伊達市と島根県出雲市にある工場や人員の維持については明言を避けた。

 レノボはすでにNECとパソコンで合弁会社を運営しており、日本でのシェアはトップだ。

 富士通が27日発表した2016年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比7.0%減の2兆850億円、最終損益は118億円の黒字(前年同期は159億円の赤字)に転換した。