キリンHD、営業益8%増の1106億円 1~9月期、「生茶」など飲料がビール類を補う

 

 キリンホールディングス(HD)が31日発表した2016年1~9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比8.2%増の1106億円だった。今春リニューアルした「生茶」や「午後の紅茶」など飲料事業が堅調で、ビール類の苦戦を補った。

 円高などが響き、売上高は5.4%減の1兆5429億円だった。ビール類の販売数量は4%減。都道府県ごとに味を変えたビールの新製品投入などが奏功し、7~9月期の販売は前年同期比で横ばいまで回復したが、上半期の落ち込みをカバーできなかった。

 最終利益は36.6%増の751億円。オーストラリアでビールのライセンス販売終了に伴う違約金209億円を、特別利益として1~6月期にすでに計上していた。

 一方、飲料事業が堅調なことから、2016年12月期の業績予想を小幅に上方修正した。売上高は前期比4.9%減の2兆900億円(従来予想は2兆800億円)、営業利益は7.4%増の1340億円(同1270億円)、最終利益は850億円(同800億円)をそれぞれ見込む。