進化続く「4K対応」カメラ ソニーやキヤノン、高性能機種アピール

 
ソニーが「インタービー2016」に出展した4K対応カメラ「FS7II」=16日、千葉市の幕張メッセ

 電機メーカーなどの最先端映像制作技術が集結する国際放送機器展「Inter BEE(インタービー)2016」が16日、千葉市の幕張メッセで開幕した。

 今年は過去最多の1090社・団体が出展。フルハイビジョンの4倍の解像度を誇る高精細な「4K映像」に対応した業務用ビデオカメラなどの映像機器や、空撮ができる小型無人機「ドローン」の最新機種など幅広い製品やサービスが披露された。

 ソニーは、来年1月10日発売の4K対応カメラ「FS7II」(129万6000円)を出展した。独自開発した光学フィルターを内蔵、屋内から屋外へ移動して明るさが変わる場合でも自動的に露出を最適化し、豊かな映像表現が可能になった。

 また4Kとフルハイビジョンの映像を同時制作し、多数のケーブルを接続するなどの手間を省ける技術も紹介。この技術を活用した中継車を来年1月、番組配信会社のスカパー・ブロードキャスティングと映像制作プロダクションの東通へ納車する予定だ。

 キヤノンは、高速で動く被写体をゆがみのない映像でとらえる4K対応カメラ「EOS C700」(想定価格324万円前後、12月下旬発売)や、月明かりのない暗闇の中でも被写体を鮮明に写す超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」(324万円)などを出展した。

 ドローン世界最大手の中国・深セン市大疆創新科技(DJI)は、この日に予約販売を開始した最新の空撮用ドローン「ファントム4 プロ」(18万9000円)と「インスパイア2」(36万1000円)を公開した。赤外線センサーで衝突を防ぐほか、操縦者がコントローラー上の画面に描いた線の通りに飛行させることができるなど従来機種より性能を向上させた。

 インタービー2016には海外34カ国・地域から593社・団体も参加。18日までで、過去最多の3万8000人の来場を見込む。