サイエンスエキスポ閉幕 再生医療取り組みを特別シンポで紹介

 

 大阪市北区のグランキューブ大阪で開かれていた研究・開発支援機器の総合展示会「サイエンスエキスポ2016」(主催・大阪科学機器協会、フジサンケイビジネスアイ)が8日、3日間の日程を終え閉幕した。

 最終日は再生医療の特別シンポジウムも開かれ、関連製品に注目が集まった。理化学機器メーカー、サンプラテック(大阪市北区)のブースでは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの細胞や生体組織を凍結せずに35度前後の常温で輸送できる容器「iP-TEC」を展示。企画開発部の小山明男課長は「培養状態の細胞を最長150時間、安定して輸送できるため輸送コストを大幅に削減できる」とアピールした。

 特別シンポジウムでは、NASA(米航空宇宙局)の再生医療に対する取り組みをケヴィン・ワイ・サトウ博士が講演。また、広島大大学院の弓削類・宇宙再生医療センター長らは、同大学発ベンチャー企業が開発した重力制御装置「グラビテ」を使い、無重力環境下で細胞を培養する技術などを披露し、参加者の関心を集めた。