アースとしては「業界再編を進め、プレーヤーを減らしたい」(同)というのが本音だ。
国内市場のパイが増えないなか、衛生意識の高まりで成長が期待できるアジアなどの新興国市場の開拓は各社共通の課題だ。
フマキラーは海外事業で先行しており、海外売上高比率が約18%に上る。これに対し、アースは10%以下にとどまり、フマキラーを取り込めば、海外の営業基盤が手に入るという思惑が透けて見える。
フマキラーの株価高騰もあり、アースとしては敵対的買収などの強硬手段には今のところ慎重。だが、訴訟の応酬など神経戦の長期化にしびれを切らし、最終決着へと牙をむく可能性も否定できない。(本田誠、井田通人)