全日空株主総会には、3千人を超える株主が出席した=21日午前、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪【拡大】
株主「当期純損失が573億円というのはちょっとびっくりした。そろそろ景気の下げ止まりという中で、ここまでいくとは正直思っていなかった。ここまで悪くなった最大のもくろみ違いは何だったのか。2点目は、格安航空会社(LCC)の検討を始めたということだが、ハイクオリティーを目指す日本の航空会社はLCCに手を染めない方がいいのではないか」
伊東社長「ありがとうございました。1問目の、当年度の大幅な減益になった理由は営業上の理由が大きい。営業担当の片野坂真哉取締役からお答えする」
片野坂取締役「昨年度は大変な年だった。特にインフルエンザでは、国内線国際線ともに100億円以上の影響を受けた。国際線のお客さま数は5%増えたが、企業の出張の中止やビジネスクラスからエコノミークラスといったダウングレードが広がった。単価は30%以上も下がった。今年度は単価向上と増収に向けてがんばりたい」
伊東社長「2問目は私から。LCCは世界的に台頭し大きなシェアを占めつつあり、比較的順調な収支をたたき出している。私どもは数年前からアジア戦略室をつくり、LCCの研究を行ってきた。日本でどのような形がLCCとして存在できるのか、検討を重ねている。先般、国土交通省成長戦略会議でも、日本でもLCC育つような環境整備していくという方針が出された。お客さまの低価格志向もある。どのような形がいいのか検討している段階だ。ご意見は参考にさせていただきたい」