(3)「若狭湾で大津波ない」「電源喪失でも炉心維持」 に戻る
《株主総会が始まって2時間が経過したが、質問が続く》
株主「関電の置かれた状況は、大坂夏の陣における豊臣秀頼だと思います。外堀、内堀とも埋められているのです。資金調達について、原発をもたない沖縄電力以外は社債を発行できません。また、美浜原発は人間でいえば、寿命を終えています。あと何年で終えるか明らかにしないと投資家の理解は得られないと思いますが」
岩根茂樹常務「外部資金の調達は、適切な方法を選択し、低利安定な調達に努めています。震災後はスプレッドが拡大し、市場が不安定となりました。電力債の発行は重要な資金調達ですが、震災後にスプレッドが急激に変動し、投資家にとって適切な投資判断は困難だと判断して起債を延期しました。当面の資金調達にまったく問題はありません」
株主「スマートメーターの活用と新エネルギーの拡大について聞かせていただきたいと思います」
香川次朗常務「節電をお願いして、この夏の需給ギャップを乗り越えたいと思います。大口顧客には出向いて要請し、それ以外のお客にはダイレクトメールで、できそうな節電策を提案しています。新計量器を使ってもらったお客には、去年と今年はどう違うかを比較してもらえるようになり、節電のアシストにつながります。随時切り替え作業をしているところで、希望の世帯ですぐに切り替えるというのは準備できておりません。ウェブで使用量を確認してもらえるサービスをお勧めしています。一般家庭には、節電方法はパンフレット、チラシなどをお配りしており、皆さまのできる範囲で節電をお願いしたいと思います」
(次ページ)森会長「質問はあと2人からお受けしたい」