これはたまたまだ
--車名の「86」にもこだわりがあった
「車名は、初めから『86』に決めていた。『カローラレビン』『スプリンタートレノ』の型式の『AE86』のように、フットワークの軽さ、チューニングを楽しめる車にしたいという思いがあった」
「トヨタでは、車両開発の申請順に番号をつけるので、86番をとるために、申請の時期を調整した。4気筒で排気量が2000ccのエンジンは、ボア(内径)が86ミリ、ストローク(行程)も86ミリだが、これはたまたまだ」
--富士重工業と共同開発のプロジェクトだが
「いろんなスポーツカーを参考にし、勉強するなかで、『トヨタS800(通称・ヨタハチ)』の水平対向エンジンとFRの組み合わせが理想的だと考えるようになった。ちょうどそのころ、トヨタと富士重が資本提携して、『カムリ』の生産を富士重の米国工場に委託することの次の共同プロジェクトがいろいろ検討されていた。それがスポーツカープロジェクトに発展した」