--共同プロジェクトでの問題は
「よく、『他社のエンジンを使うことに戸惑いはないのか』と聞かれるが、スポーツカーでは、シャーシー、エンジンの両方を自社で開発するケースの方が少ない。ただ、最初は富士重の2000ccエンジンをそのまま積むことも考えたが、やっぱり世間に驚きを与える必要があるし、欧州のCO2(二酸化炭素)排出規制をクリアするため、トヨタの直噴システムを組み合わせることを決めた」
「最初は車づくりの文化が違うこともあって、うまくいかないこともあったが、今は『チーム86』と呼べるような一体化した仲間になれた。一緒に部品を開発してくれたサプライヤーさんも含め、懸命に取り組んでくれたこともうれしかった」
--気になる価格は
「来春の発売で、価格はまだ決まっていない。ただ、トヨタの独身寮には、AE86の全車種、全カラーがそろっているような時代があったことを考えると、86も若い人にも買ってもらえるような価格にしたい。AE86が150万円くらいからで買えたが、当時の初任給から何倍という数値になるはずで、現在の初任給に対しても釣り合うようにしたいと考えている」