23日に開幕した北京モーターショーで、中国で現地生産するハイブリッドエンジンを搭載する「双●(=敬の下に手)」を披露するトヨタ自動車の豊田章夫社長(右から3人目)ら。宣伝には鉄腕アトムも動員した(川越一撮影)【拡大】
独VWの大きな壁
昨年の中国の新車販売は、優遇税制の終了により前年比2.5%増の約1850万台と、増加率が30%超だった前年から伸びが大きく鈍化した。それでも今年は8%増に回復するとみられ、日本勢がシェアを向上させる好機でもある。
ただ、中国ではトップシェアを誇る独フォルクワーゲン(VW)の壁がたちはだかる。昨年の販売台数は225万台超と、日本勢トップの日産の2倍近い。08年に発売した現地ブランド車「ラヴィーダ」は累計74万台に達するなど、現地でのブランド力は日本勢をはるかに上回る。
VWは今年から5年間、中国で140億ユーロ(約1兆5000億円)の設備投資計画を打ち出すなど中国強化の手を緩めておらず、この壁を崩すのは容易ではなさそうだ。(北京 阿部賢一郎)