同時に発表された最低運賃(片道)は、7月3日就航の成田-新千歳線が4590円、成田-福岡線は5590円。関西空港-福岡線の3590円は、3月1日に関西空港を拠点に就航した全日空系のピーチ・アビエーションの運賃を190円下回った。
後出しじゃんけん
同区間の運賃は、ピーチの井上慎一最高経営責任者(CEO)が「高速バスより安い料金にしたい」との判断で、高速バスの安値(約4千円)に見劣りしない価格に設定した。後出しじゃんけんに負けた格好のピーチは7月以降の関西-福岡線の最低運賃をジェットスターと同額まで引き下げざるを得なかった。
大手旅行会社の幹部は「『ジェットスターがLCCで最も安い』というイメージが消費者に刷り込まれた」とみており、ジェットスターは一気にLCCの主役に躍り出た。
両社で繰り広げられた価格競争について、鈴木社長は「低運賃を提供することで、お互いが市場を拡張できると考えている」と述べ、旅行者にとって選択肢が広がるとみる。
(次ページ)LCCの先行きを暗示するかのようなトラブルも