3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」(ソニーHPより)【拡大】
ソニーは23日、HD有機ELパネルを搭載した3D対応ヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T1」の注文受付を一時停止した。2011年11月11日の発売以降、予想を上回る注文が殺到し、生産が要望に追いつかない状況が続いていた。
「HMZ-T1」は、頭部に装着するヘッドマウントユニットと、映像・音声を伝送するプロセッサーユニットで構成される映像機器で、HD有機ELパネルが描きだす映像美が特徴。動画応答性に優れ、スポーツやゲームなどの速い動きでも残像感が少なく、なめらかな映像で再現できる点が高い評価を得ている。
同社直販サイトでの販売価格は5万9800円だが、品薄状態を反映してか、その他の通販サイトでは5000円~2万円程度高い価格を設定するケースもあった。
同社は「さらに製品増産を行ない、注文受付の再開に向けて鋭意努めていく」と説明。再開時期はめどがたち次第、ホームページで案内するという。なお、すでに特約店で注文を受けた購入者には、順次商品の引き渡しを進めるとしている。(産経デジタル)