メンツ激突…アップル・サムスン特許紛争長期化 日本勢「漁夫の利」狙う (2/3ページ)

2012.6.12 05:00

スマートフォンの世界シェア

スマートフォンの世界シェア【拡大】

 米調査会社IDCによると、2012年第1四半期(1~3月)のサムスンのスマホ世界出荷台数は4220万台、シェアは首位の29.1%にのぼり、前年同期(11.3%、1150万台)と比べて大きく躍進。アップルは3510万台、24.2%(前年同期は1860万台、18.3%)にとどまっている。

 事の発端は11年4月。サムスン製のスマホやタブレット端末のデザインは「iPhone(アイフォーン)」などの模倣だとし、アップルが販売停止を求め米国で提訴した。サムスン側はアップルによる通信技術の特許侵害などを訴え応酬。互いの訴訟は約40件に上っている。

 背景には、サムスン製のスマホにも搭載されている米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を「アップルのアイデアを盗んだ」と罵(ののし)ったアップル前CEO、スティーブ・ジョブズ氏の怒りがあったと伝えられる。

 アップルへの供給 業績も左右

 だが、11年10月のジョブズ氏死去を機に両社の対立は険しさが緩む。4月の交渉は物別れに終わったものの、収束を急ぎたいのがサムスン側の本音だ。