IHIが低圧タービンを担当するボーイング787向けエンジン「GEnx」【拡大】
ただ、IHIに慢心はない。IHIでは、今回のエンジン向け装置の売上高について、補修部品なども含めて62年度までの累計で1兆3000億円と見込むが、同社の業績を中長期に下支えさせるためにも「常に他社より技術で一歩も二歩もリードしていく」(井上業務部長)。同社の技術革新への挑戦はやむことがない。(今井裕治)
GEnx 米ゼネラル・エレクトリック(GE)がボーイングの旅客機用に開発したターボファンエンジン。250席級の中型機「787」にはエンジンが2機、500席クラスの大型機「747-8」には4機が搭載される。同エンジンのファン翼など主要部材に複合材を使い、軽量化を実現。燃費も787では従来の同型機に比べ20%改善し、日本からアメリカ東海岸まで無補給でのフライトが可能となっている。