家電量販店の主な再編【拡大】
市場縮小に追い打ちをかけるのが、米アマゾンなどのネット通販の躍進だ。「店舗がない地域の市場を、アマゾンにとられている。利便性があることが最大の要因だ」。ヤマダの山田昇会長はネット通販への危機感を隠さない。
調査会社GfKジャパンの試算では、11年の国内家電小売りの市場規模約8.5兆円のうち、ネット通販は前年比1ポイント増の7.5%を占めるまでに成長した。
米国ではネット通販大手のアマゾンの値下げ戦略が、米家電量販大手のサーキット・シティを経営破綻へ追い込んだとされる。アマゾンの日本での売り上げは非公開だが、「数千億円規模に拡大している」(市場関係者)との観測もある。
幅広い家電商品を扱うネット通販では「まずサイトで価格を比較、実物をチェックしに量販店へ行き、最終的にサイト上で最安値の商品を購入するといった顧客が増えている」(業界関係者)という。
危機感を募らすヤマダは昨年10月、自社の通販サイトでヤマダの価格より安い家電通販サイトの情報を知らせれば、その差額分の値引きやポイントを加算するサービスを始めた。「店舗とネットの連動」(山田会長)を実現した対抗策で、最近はゲームなども楽しめる独自の総合サイトを新設するなど、サービスを進化させている。