NTT東西の光回線契約数と純増数【拡大】
このため、NTTが打つ手はどうしても「割引」や「キャンペーン」に頼らざるを得ない。NTT東は、12年3月に戸建て向けに2年間の長期継続利用を条件に月額利用料金を割り引く「にねん割」を開始。9月にも光通信サービス「フレッツ光ライト」マンション向けの料金メニューを新たに設定する。
「ADSLからの乗り換えキャンペーンを提供したり、速度メニューを強化する」(NTTの鵜浦博夫社長)など知恵を絞る。光の市場が先細る懸念が強まる中、解約抑制を狙った守りの戦略で、競争優位の維持を目指す。(松元洋平)