米国を抜いて世界最大の自動車市場となった中国【拡大】
日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議する中国の反日デモが本格化してから、1カ月余りが経過した。破壊や放火などの被害を受けた日系企業の工場や店舗は、ほぼ通常の稼働・営業態勢に戻ったが、不買運動などで大手自動車メーカーが減産を強いられるなど影響は長期化している。
今後、中国から東南アジアなどに拠点を移す動きが広がる可能性もあるが、中国は世界最大の市場だけに対応に苦しんでいるのが現状だ。
反日デモで襲撃の対象となった日系企業の店舗や工場のうち、ホンダは一部の販売店で見合わせていた営業を既に再開。日産自動車も商談会を催すなど落ち着きを取り戻しつつある。
デモ隊の乱入を受け、山東省青島にある電子部品工場などの操業停止を余儀なくされたパナソニックは、10月11日までに中国の工場全てで通常の操業に移行した。襲撃の被害額が約7億円にのぼったイオンの「ジャスコ黄島店」は10月上旬に一部の営業を始め、11月下旬には全面的に再開できる予定だ。