米国を抜いて世界最大の自動車市場となった中国【拡大】
しかし、日本製品の不買運動などで実需への影響は長引いている。中国の9月の新車販売台数はトヨタ自動車が前年同月比48.9%減と半減。トヨタは天津市の工場の一部生産ラインを22日から5日間休止する。
日産やホンダも3~5割程度の減産を強いられているもようだ。大手鉄鋼幹部は「(自動車メーカーから)鋼板の納入延期の要請を受けた」と明かす。
家電販売も打撃を受けた。中国の調査会社、奥維咨詢(AVC)によると、9月30日から10月7日までの中国のテレビ販売で、日本メーカー8ブランドの合計シェアは前年同期の30%から18%と12ポイントも低下。パナソニックの津賀一宏社長は「不買運動が一番心配だ」と懸念する。
ユニクロも反日デモが活発化した9月15日から1週間の売り上げが、当初の見込みより2割減少。中国全土で「スーパードライ」の販売を計画していたアサヒグループホールディングスは「日本の商品が棚から下ろされている時期に出ていくのは、タイミングがよくない」(泉谷直木社長)と延期を決めた。